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help リーダーに追加 RSS 踏話§疾走する“リバーダンス”の鼓動

<<   作成日時 : 2005/10/14 12:57   >>

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かねがね一度は実演を観たいと思っていた。

平日にもかかわらずオーチャードホールはほぼ満員で、客層
も微妙にバレエなどとは違っていたりする。19時過ぎ開演で
20分の休憩を挟んで21時過ぎまで正味2時間近い公演である。

アイルランドのティンパイプ(錫製の縦笛)の独奏に始まり、
あの独特で激しく複雑なステップのダンスが続く。単純なメ
ロディの繰り返しが、ホール全体を高揚に導いていく。プロ
グラムはアイルランド固有のダンスだけでなく、フラメンコ
やタップダンスが挿入され、それぞれのステップのスタイル
の違いなどを、見事に鍛えられたテクニックでわかりやすく
展開してくれる。

もちろんアイリッシュダンスがアメリカでタップダンスにつ
ながっていくのだが、それだけではなく、フラメンコやアフ
リカのダンスのステップなどとミックスされて後のタップダ
ンスに昇華していくのだということが理解できる。

30名ほどのダンサーの中には日本人男性が一人、そういえば
以前メディアに取り上げられていたことを思い出した。遠目
にはまったく違和感なくダンスに溶け込んでいた。

ステップを踏むという行為にはどこか古い土着的な宗教性を
イメージさせる。地面を踏むことによって大地を起こしてみ
たり、鎮めてみたり……。ダンスではないが、相撲の四股も
死者の魂を鎮めるという意味合いがあったりする。

この10年で“リバーダンス”自体はかなりショーとして確立
されたと思うが、根底に流れる神性のようなものが薄れるよ
うなことはないだろう。

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