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help リーダーに追加 RSS 音話§シュターツカペレ・ドレスデンを聴く

<<   作成日時 : 2007/11/14 12:02   >>

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ひょんなことでチケットが手に入ったので、月曜日のサントリーホー
ルの公演に行ってきた。2007年のサントリーホールは、今年初めてで
最後。

プログラムはマーラーの交響曲第2番『復活』一曲である。

この曲を実演で聴くのは1996年のアバド&ベルリンフィルと1999年の
ラトル&ウィーンフィル以来である。それ以前にも一度在京のオケで
聴いているのだが、予習不足が祟ってまるで記憶がない。

アバド&ベルリンフィルの時はスウェーデン放送合唱団が歌ったのだ
が、合唱がいつ歌いだしたのかというくらいの極限的なピアニシモで
それに加えて深々としたバスの響きに下支えされて、ああもっと聴い
ていたいと思わせるものだった。

ベルリンのフィルハーモニーで聴いたラトルとウィーンフィルによる
『復活』は目くるめくようなマーラーの音楽が眼前に展開して、息も
つかせぬスリリングな音楽になっていた。

そしてファビオ・ルイジ率いるシュターツカペレ・ドレスデンが演奏
する『復活』である。オペラ公演が連続している合間にオケコンとい
うのは、本拠地でもオペラ公演をしながら定期演奏会をこなしている
ので珍しいことではない。

座席位置が低音楽器群に近くてバランス面で不安を覚えていたが、音
楽が始まってしまえば、さほど気になることもなく、聴くたびに惚れ
惚れするシュターツカペレの音色を堪能することになった。

たぶん世界中で一番好きだと言えるSKDの弦楽器群の音色の引き出
しの多さには感心した。マーラーの楽譜の指示もあるだろうが、中に
はこのオケの専売特許ではと思わせるような演奏もあった。伝統に培
われた隠し味とでも言えるものか。第一ヴァイオリンの後方で、日本
人メンバー第一号の島原早恵が演奏していたのはうれしい限り。

ファビオ・ルイジの指揮は、強弱をはっきりとつけ過ぎとも感じられ
オケからいくぶんか荒っぽい音も引き出していたが、それはそれで一
回勝負のおもしろさだと捉えることができる。

マーラーを実演で聴く機会が少なく、マーラー演奏の良し悪しが何か
未だにわかっているわけではない。この日の演奏は、通り一遍のもの
ではなく、思わぬ感情の発露のようなものが見え隠れしていたように
思った。

追記:マーラーのスコア指示では、第一楽章の後に5分以上の休みを置くとあるが、この日は30秒ほどで二楽章が始まった。

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