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新橋演舞場五月大歌舞伎夜の部に行く。演舞場での『四谷怪談』上演 は59年ぶりとのこと。吉右衛門の伊右衛門が初役というのは、意外な 気がしないでもない。 福助のお岩が殊勝な役作りをしていた。毒薬を呑まされて変貌してい くあたりは表現がいささか極端になって、殊勝な部分とのギャップに 戸惑ったが、そのあたりのバランスに気を遣えば、いいお岩になるだ ろう。 吉右衛門が伊右衛門という悪役をどう演じるのかと思ったが、思って いた以上に役になっていたと感じた。吉右衛門の伊右衛門には、悪役 を得意とする役者のそれとは違う、また別の“悪の凄み”があると思 ったのだ。 歌六の宅悦が役をつかんでいて場を締めていた。 3日目の舞台はまだまだまとまりのなさが散見されて、プロンプター の大きな声を必要とする役者も2人ばかり。それでもきちんと予定の 時刻には終演となる。 外に出ると弱い霧雨が降っていた。天気予報はまたもはずれ。去年の 連休にも演舞場がはねた後に行った、歌舞伎座前の路地にあるバーで 立ち呑み。生ビールとワインを1杯づつと、久々に激辛の台湾ラーメ ンを堪能して22時半過ぎには帰宅。 [続く] 【去年の今日】金話§ゴールデンウィーク七日目(05/04) |
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