ひだまりのお話

アクセスカウンタ

zoom RSS 復話§新国立劇場『ワルキューレ』[U]

<<   作成日時 : 2009/04/15 08:21   >>

トラックバック 0 / コメント 0

[承前]

・・・という音楽的、音響的な問題が釈然としないまま舞台は進行し
ていくが、バイロイトでも感じたようにジークムントを歌うヴォトリ
ッヒの鈍重な声には“ときめき”のようなものを感じることはない。
……まさか復活祭のパルジファル需要で彼くらいしか呼べなかったと
いうわけではあるまいが・・・。

それよりもフンディングを歌ったクルト・リドゥルの衰えに驚いた。
第一声から想像もできないような大揺れのビブラートで、歌い方も終
始勝手な“自分流”とでもいう感じなのだった。結局、そんな舞台上
の状況もプラスされての一幕の苛立ちだったということになる。この
日だけが調子悪かったのか、それはわからない。

2002年の時のフンディングを歌ったのはドナルド・マッキンタイアで
キース・ウォーナーのフンディングへのコンセプトは、歳の離れた暴
君的な夫とでもいうような位置づけのようなものかと思ったが、今回
もそのことは踏襲されていた。それはいいのだが歌い手には問題があ
り過ぎてしまったように感じた。彼のところだけ自分自身の中で空白
になってしまったのだ。

ジークリンデを歌ったセラフィンは――セラフィンだけでなく、この
ワルキューレでは女声上位であったと思う――男性陣に足を引っ張ら
れたて損をした部分もあったが、もう少し強い主張が欲しいとも感じ
た。それでも終幕の、ジークフリートを授かったと知ったところでの
絶唱まで持ちこたえて歌いきった。この先が楽しみというところ。
                            [続く]

憬話§我々の“バイロイト音楽祭”2008.08

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
  ビッグイシュー基金      
復話§新国立劇場『ワルキューレ』[U] ひだまりのお話/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる