ひだまりのお話

アクセスカウンタ

zoom RSS 雅話§百人一首考[26]〜おぐらやま〜

<<   作成日時 : 2015/04/27 00:00   >>

トラックバック 0 / コメント 0

[承前]

貞信公(ていしんこう)

小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば
今ひとたびの みゆき待たなむ


貞信公が、菅原道真を太宰府へと失脚させた、藤原時平の弟であると
初めて知った……平安貴族が“雅”であるなどとは毛頭思わないのだ
けれど、権謀術数を弄しながらも、歌を詠んだりすることで、その時
代における趣味人たろうとしたのだろう。もちろん、そうした趣味の
多くが、出世の道具として使われたことは言うまでもないこと。

というわけで、平安中期にあって、兄とともに藤原家を政治の中枢に
位置させるべく力を発揮したのが貞信公だったのである。そういうこ
ともあって、従一位という地位で死去したが、死後に正一位を贈られ
たということである。

百人一首に選ばれたこの歌だけれど、時の帝に何がなしな媚を売って
いるんじゃないのと勘ぐりたくもなる。もちろん、今とはまったく違
う価値観や道徳観であったのは当然だとしても、かなりあからさまな
駆け引きややり取りがあったに決まっているではないか。

歴史が流れていく中で人々は、菅原道真を神格化し、藤原時平を悪人
に仕立て上げてしまい、そんな歴史観が変わることはないのだろうが
史実はどんなものだったのか、巷間伝わっていているものを鵜呑みに
してもいいものか……ふとそんなことを考えてしまった。

追記:月曜と木曜に綴っている百人一首考だが、今週の木曜日と来週
の月曜日は連休中につきお休みとする。

                            [続く]

《百人一首のトピックス一覧》

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ビッグイシュー基金      
雅話§百人一首考[26]〜おぐらやま〜 ひだまりのお話/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる