ひだまりのお話

アクセスカウンタ

zoom RSS 化話§蟄虫培戸〜七十二候〜秋分

<<   作成日時 : 2015/09/28 00:01   >>

トラックバック 0 / コメント 0

秋分の次候“蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ)”である。

尾瀬ヶ原に立っていると、ドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』
が聴こえてくることがある。もちろん空耳なのだけれど、登山客が少
なくなる8月中旬で盆が過ぎた頃。眼に立つ花もなく、少し疲れた緑
が陽に揺らぐ昼下がりに、拠水林とそれを形造った流れに架かる木橋
に腰を下ろしているうちに……聴こえてくるのだ。

今日は尾瀬ヶ原に身を置いているが、既に牧神の姿は見えない。ドビ
ュッシーは聴こえないけれど、今の耳に響いてくるのは、ブラームス
だったりする。

秋から冬はブラームスの季節だと勝手に思い込んでいて、それならば
交響曲よりは室内楽だろうと頭の中を流れてきたのは、クラリネット
五重奏曲。夕方に近づき、陽も傾いた少しばかり赤みを帯びた光線が
草紅葉となった湿原、その先の至仏山を渋く色づかせる瞬間、くぐも
ったクラリネットが耳に響くのだ。

それは、単なる思い込みであるに違いはないのだけれど、晩秋の風景
とブラームスの音色は、間違いなくシンクロして渾然一体となるので
ある。

《七十二候のトピックス一覧》

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ビッグイシュー基金      
化話§蟄虫培戸〜七十二候〜秋分 ひだまりのお話/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる