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zoom RSS 懐話§尾瀬草紅葉[4]長蔵小屋

<<   作成日時 : 2015/10/12 00:00   >>

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[承前]

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沼山峠バス停から、かみしめるように歩いてきた1時間ほどが過ぎ、
長蔵小屋に到着した。1976年と77年の2年間、夏休みの2か月に加え
て、ゴールデンウィークの小屋開け、水芭蕉や草紅葉の週末手伝いな
どなどで、2年合わせて150日くらいはアルバイトしていた。

そんな大学3年と4年を過ごしつつ、何とか就職できたのは小屋主の
叱咤があったからである。4年の秋、会社訪問が始まっているのに、
秋の三連休の手伝いに上がった時、ふと“山小屋未練”みたいなこと
を呟いたところ、小屋主から……ちゃんと就職しなさい。それで3年
とか5年してから考えればいいではないか。

……というようなことを言われた。そりゃあそうだよなあと思いつつ
就職活動に専念し、会社の仕事納め前日である12月27日に内定通知を
受け取り、翌年4月から37年半に及ぶ会社生活をまっとうしたのだ。

あの時、あの言葉がなかったら、何となくスタンスがふらついて、中
途半端な道を歩んでいたかもしれないと思っている。そんな意味で今
回の尾瀬行は、大きな感謝を抱えてのものだったのである。

しかもタイミングがいいことに、到着した日は長蔵小屋に長年勤務し
ていた片品村と檜枝岐村の老雄2名が上山して何やら会が催されると
いうので、喜んで参加したのだ。

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小屋に着いたところで、まずは玄関前に流れきている湧き水をコップ
1杯飲んで部屋に入った。自分が働いていた頃と変わらぬ佇まいには
心癒されるものがあった。この日の夕食は、檜枝岐の雄が持ってきた
舞茸の炊き込みご飯が付き、夜は炉端での賑やかな談笑と続いた。

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                            [続く]

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