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zoom RSS 歳話§初めての定年[26]初めての油彩画

<<   作成日時 : 2016/04/13 00:01   >>

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[承前]

新宿のデパートを冷やかして歩いていたら、ちょっと気になるタッチ
の絵の展示がギャラリーで行われていて、覗いてみることにしたのは
3月下旬のこと。

並んでいたのは静物画中心で、なかなかに品のよい細密画で、油彩と
いっても、厚塗りの油絵とは一味違った雰囲気があり、夫婦二人して
何がなし惹かれてしまったのである。

我が家の壁に掛かっているのは、17世紀の銅版画家マティアス・メリ
アンの都市図数点と、19世紀頃の版画が4点に水彩画で、油彩画とは
無縁だったし、なまじな油彩画を掛けることでバランスがおかしくな
ることだけは避けたかったのだ。

その日だけでは決めかねたので、展示最終日の翌日に再度赴いて検討
して購入を決めたのは、カラスウリとぶどうがモチーフの一枚だが、
実はもう一枚欲しいと思わせる絵があった。だが、我が家の壁空間を
考えると、いささか大きいかと感じられたので潔く諦めた。

名目は“定年退職記念”とでっち上げて、お支払いも何とか負担には
ならない程度で収まったのは佳哉。

かくして4月上旬に引き取って……さてどこに飾ろうかと考えたら、
モチーフと同じぶどうの木彫りが目の上にあったので、あっさり場所
が決まって、掛けてみた様子がこれである。

画像

作者は、スペインのプラド美術館などで模写修行に精を出してきたと
いうことで、そんな修行の成果が絵の空気感となって表れているのだ
と感じた。この絵のどこが油彩かと思うくらいに繊細な表現で、我々
夫婦が気に入っているのは、二つのモチーフを引き立たせている背景
で、そのくすみ具合が何とも懐かしく感じられた。

そんな背景は、数少ないながらも通った美術館のコレクションの中の
18世紀頃だったかの静物画のそれと通じるものがあり、そんなことも
この一枚を買い求めた大きな動機なのである。
                            [続く]

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