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zoom RSS 週話§土曜片々〜ウェールズ弦楽四重奏団〜

<<   作成日時 : 2017/05/06 00:00   >>

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一昨日、準地元と言ってもいい、八王子は南大沢にある文化会館で、
結成10年を迎えたウェールズ弦楽四重奏団の演奏会に行ってきたので
簡単に感想を書いておく。

画像

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第2番 G-Dur Op.18-2
モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番 d-moll K.421

********************休憩********************

ウェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番 A-Dur Op.18-5

第一ヴァイオリンの崎谷直人は神奈川フィルのコンマス、第二の三原
久遠は都響メンバー、ヴィオラの横溝耕一はN響でヴァイオリンを、
そしてチェロの富岡廉太郎は読売日響の契約首席である。

1曲目、ベートーヴェンの2番は、手慣らしというか手探りというか
方向が定まらず、まあ1曲目の宿命だろうかというところ。

2曲目のモーツァルトには驚かされた。想定外の遅いテンポの1楽章
に、これもありなのかと思いながら音楽がどのように進んでいくのか
予想できないところもあった。3楽章メヌエットは悲愴な緊張感ある
音楽で好きなのだが、ややベタつき気味のレガートな演奏には、もう
少し切れのようなものがあってもよかったのではと感じたが、全体の
音楽づくりからするとこうなるのだろう。

終楽章は彼らの意図が最も伝わってきたと感じた……歩きながら来た
道を振り返り振り返りなニュアンスは、この曲の性格に最も合致して
いたのではなかったか。

休憩後はウェーベルン。譜面を見ると複雑に組み合わされた短い6つ
の断片を、神経質なまでに精妙な音楽に仕立て上げてくれた。相変わ
らずウェーベルンの音楽はわけのわからないものだけれど、四重奏曲
としての有機的な繋がりを強烈に感じさせられた5分足らずである。

最後のベートーヴェンは、いわば“メイン”として置かれただけあっ
て、立体的に構築されて締まった音楽を堪能した。基本的には音色の
美しいグループだけれど、必要とあらば3楽章の行進曲のような音楽
の時には豪快さも披瀝できるのだ。

アンコールは2曲。最初に八王子市政百周年を祝ってと「ハッピーバ
ースデー」をベースに洒落たパロディーが、次はバッハの『マタイ受
難曲』で何度も使われるコラールが演奏された。最初に音楽が始まっ
た時は何だろうと思ったが、バッハだとわかった瞬間は、心が揺さぶ
られてしまった。彼らのセンスに脱帽である。

この先も機会があれば、できるだけウェールズの演奏会に行ってみよ
うと思う。

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