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zoom RSS 偽話§それじゃあ納豆スパゲティは?

<<   作成日時 : 2018/02/05 00:00   >>

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自戒を込めたエントリーを書いてみる。

海外旅行をしている時、現地で珍妙なる寿司を眼にすることがあり、
基本的には敬遠して買うことはない。握られた様子はもちろんだが、
時には酢飯ですらないことがあり、日本人が規定する寿司の条件には
あてはまらなかったりすることは珍しくない。

と書きながら、翻って「それじゃあ日本人は逆のことはしていないの
か?」と問われた時、即座に思い浮かべるのが、日本流にアレンジさ
れた多くのパスタ料理なのである。

たらこや明太子を混ぜ込み、揉み海苔がトッピングされたパスタを、
イタリア人が眼にしたら……何を思うものかではないか。テレビ番組
で日本風パスタについて、イタリア人が顔をしかめながらコメントを
述べていたが当然だろう。日本人の我々もまた、海外の寿司について
文句を言うなら「おまえもな!」と反論が返ってきてしまう。

自分たちがアレンジしたパスタはよくて、海外で思い思いに握られて
いる寿司はアウトであるなどと虫のいいことは言えないのだ。

先月下旬に91歳で逝去したヌーヴェル・キュイジーヌの旗手ポール・
ボキューズは、日本料理から大きな影響を受け、その思想を自らの料
理に生かしていった。そこには日本料理に対する謙虚なリスペクトが
存在してたことは間違いない。

ボキューズが生み出した料理の数々も、最初は“こんなものフランス
料理ではない”と批判されていただろうが、時間をかけて徐々に支持
者を増やしていったと想像している。

料理に試みは必要で、寿司だって生み出された当時と21世紀の今とで
は歴然とした違いがあるわけで、創成期からすれば思いもよらぬ寿司
が出現しているのだ。

寛容と批判……そんな二者のバランスが必須なのだと思われる。

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