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zoom RSS 青話§菊之助の髪結新三〜国立劇場〜

<<   作成日時 : 2018/03/15 00:00   >>

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12時開演の国立劇場歌舞伎公演を観てきた。鴈治郎が桃井若狭之助を
務める『増補忠臣蔵―本蔵下屋敷―』と、菊之助が新三を務める『梅
雨小袖昔八丈―髪結新三―』の二本立て。

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『増補忠臣蔵』とは聞き慣れない狂言だが、東京で上演されるのは、
65年ぶり。直近の上演も1999年の大阪松竹座までたどることになる。

忠臣蔵のバックストーリーとして、桃井家の“お家騒動”を軸に、加
古川本蔵との別れを描いたもの。珍しいものを観ることができたとい
うところだが、鴈治郎の若狭之助がいささか地味かと感じられ、途中
緊張が緩んでしまうこともあった。老け役である亀蔵の本蔵は、淡々
かつ丁寧に演じていたが、こしらえがやや老けに過ぎていた印象。

そして、菊之助初役の髪結新三……目尻にきつめの化粧を施して悪役
ぶりを強調していた。表面的には“ワル”になっても、なかなか中身
までは伴ってくれず、名実ともに本役として充実するまでには、まだ
まだ時間がかかるだろう。

父菊五郎がさり気なく演じつつ、江戸の初夏の情景を自然に描いてい
くが、菊之助は表面をなぞっているだけと感じた。新三内で盆栽の世
話をする場面もひととおりで、思わず見過ごしてしまいそうだった。

亀蔵の家主長兵衛、橘太郎の大家女房、團蔵の弥太五郎源七などなど
ベテランが脇を固めての舞台だったが、新三が埋もれてしまったよう
な印象である。

その他、萬次郎の白子屋後家、梅丸のお熊、梅枝の手代忠七、萬太郎
の勝奴という配役。鰹売りは名題の山崎咲十郎が務めたが、売り声が
「かっつ、かっつ!」としか聞こえずだったが、そこは「かっつぉ、
かっつぉ!」とちいさく“ぉ”を入れて聞かせるべきだっただろう。

ともあれ、菊之助の新三が先々どうなっていくのかの最初を観たとい
うことだった。

終演は16時5分。隼町から四ツ谷駅まで歩いて地下鉄で新宿へ。早め
夕食を済ませて帰宅したのである。

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