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zoom RSS 纒話§書きもらしたクラシック演奏会五本

<<   作成日時 : 2018/05/02 00:00   >>

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3月20日、21日……ロータス弦楽四重奏団のベートーヴェン後期弦楽
四重奏曲全曲シリーズのうち、15番以外の2回を聴いてきた。会場は
武蔵野市民文化会館小ホール。

[3月20日]
弦楽四重奏曲第12番 Op.127 Es-Dur

**********************休憩**********************

弦楽四重奏曲第13番 Op.130+大フーガ Op.133 B-Dur

[アンコール]
弦楽四重奏曲第13番終楽章

[3月21日]
弦楽四重奏曲第16番 Op.135 F-Dur

**********************休憩**********************

弦楽四重奏曲第14番 p.131 cis-moll

シリーズ1曲目の12番は、終始ピントが定まらない印象で、先行きを
心配したが、大フーガを最終楽章として演奏された13番では、調子を
取り戻したようで、このグループの持ち味を聴かせてくれたようだ。

翌日の最終回。このところ、エベーヌやアルテミス、日本でもウェー
ルズのように“何か仕掛ける”音楽作りをしているグループの演奏を
聴いている身には、少々物足りないと感じてしまう。そういう視点か
らするとロータスの演奏は端正ではあっても淡泊だと感じた。

4月5日……東京・春・音楽祭『ローエングリン』を聴いてきた。

指揮:ウルフ・シルマー

ローエングリン:クラウス・フロリアン・フォークト
エルザ:レジーネ・ハングラー
テルラムント:エギルス・シリンス
オルトルート:ペトラ・ラング
ハインリヒ王:アイン・アンガー
王の伝令:甲斐栄次郎
ブラバントの貴族:大槻孝志、梨英次郎、青山 貴、狩野賢一
小姓:今野沙知恵、中須美喜、杉山由紀、中山茉莉

管弦楽:NHK交響楽団
ゲストコンサートマスター:ライナー・キュッヒル
合唱:東京オペラシンガーズ

前奏曲から緩みのない音楽で、過去4年間『ニーベルングの指環』に
手こずっていた……特に弦楽器パートについては見違えるような演奏
を聴かせてくれた。

昨年の『神々の黄昏』では前方数プルトはキュッヒルについていけた
ものの、それより後ろがカオスだったことを考えれば上々である。

歌手陣について、個人的には相変わらず違和感を覚えるフォークトの
声質だが、最後まで軽々と歌いきる力には何も言うことはない。

暗譜で歌ったのはフォークトとオルトルートを歌ったペトラ・ラング
で、そういうこともあって二人の歌唱と表現力が抜きんでていたのだ
った。100人規模の合唱もまた迫力満点。

4月8日……ウィーンフィル首席フルート奏者ワルター・アウアーの
リサイタルを聴いた。同じく武蔵野市民文化会館小ホール。ピアノは
村田千佳

フリューリング:幻想曲 Op.55
モーツァルト:きらきら星変奏曲 K.265
シューベルト:しぼめる花変奏曲 D802

**********************休憩**********************

R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ Es-Dur Op.18

[アンコール]
シューベルト:楽に寄す D547

今時のフルート吹きのテクニックは、もうかつてのフルーティストの
レベルのはるか高みにあると痛感する。

アウアーも同様で、きらきらと輝くような音色ではないが、しっとり
落ち着いた誠実な音楽を聴かせてくれた。シューベルトの変奏曲は、
もう少し大向こうをうならせる“けれん”があってもよかったのだが
そこは彼の品性の高さであろう。

そして休憩後のシュトラウスのヴァイオリン・ソナタ編曲版は、彼の
端正な音楽作りが生かされた佳演。

「シュトラウスの大曲の後にはシューベルトしか考えられません」と
演奏されたのが『楽に寄す』で、優しい息遣いをしみじみと味わった
のである。

4月9日……東京・春・音楽祭の一環で、ウェールズ弦楽四重奏団を聴
いた。会場は、30年ぶりくらいとなる上野の石橋メモリアルホール。

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番 D-Dur Op.18-3
ウェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9

**********************休憩**********************

シューベルト:弦楽五重奏曲 C-Dur D956

[アンコール]
バッハ:モテット《イエス、わが喜び》BWV227より
コラール『主の守り』

去年から集中してい聴いているウェールズは、相変わらず意識の高い
音楽を聴かせてくれた。ベートーヴェンの最初こそふにゃふにゃして
いたが、続くウェーベルンの集中力の隙のなさ……今だにわからない
音楽だけれど。

チェロの宮田大が参加したメインのシューベルトもまた、何の不安も
なく安心して音楽に身を委ねることができて満足したが、アンコール
に演奏されたバッハのコラールに心の安らぎを見出すことができた。

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