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zoom RSS 狭話§路地裏の実家

<<   作成日時 : 2018/05/30 00:00   >>

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借家だった実家は、2006年に父が死んだ後、一年足らずで更地になっ
てしまった。特に感慨とかセンチメンタルになることもなく、表通り
から路地奥を眺めて確認しただけである。今は駐車場になっている。

住んでいたのは写真のような街中で、およそ100m四方の区画ど真ん中
の赤囲みのあたり。3軒長屋で、最初は真ん中に住んでいたのだが、
隣が引っ越したタイミングで、そこも借りることにしたのだった。

画像

家が建て込んでいるそんな中に、自動車が入るような幅の道など存在
のしようもなく、左側の表通りに出るにも、右側の裏通りに出るにも
せいぜい両手を広げた幅くらいの私道のような道を行き来していた。
手段は徒歩か自転車、あとはバイクまで。

下水がなかったのでトイレはもちろん汲み取り式だったが、昭和三十
年代になってもバキュームカーのホースが届かず、柄杓ですくっては
肥え樽に入れて運ばれていったようだ……どちらの道から入っても、
数十メートルのホースが必要だったのである。

おかげで街中だったにもかかわらず、自動車の騒音がない“閑静”な
ロケーションであったことは間違いない。

我が家族がここに住み始めたのは終戦に近い頃だったようで、それま
では線路端に住んでいたのだが、アメリカ軍の空襲に備えての移転を
余儀なくされたとのことで、だからおよそ60年もの間を住み続けてい
たのだった。

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