憶話§カルロス・クライバーの一周忌

7月13日はクライバーの逝去から一年目にあたる。事実上、
演奏活動を休止していたとはいえ、数多くのファンはそこに
“一時的な”という形容をして、叶うあてのない復活を心待
ちにしていたのであった。

1974年のミュンヘン・オペラの来日公演を除いて、1981年の
スカラから1994年のウィーンの『ばらの騎士』までを体感で
きたことは、幸せを通り越して天国的な愉悦とすら表現して
もいいくらいである。

ある公演の時など、舞台そっちのけでクライバーの指揮姿に
見惚れていたりした。

実演に接することができた音楽家の中では迷うことなく最高
の芸術家であった。欲を言い出したらきりはないのだが、彼
の棒で『ヴォツェック』を聴きたかったというのが心残りで
ある

★ひだまりのお話★

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック