街話§J街通信[10]うまいカレー屋(Ⅲ)

いまさらながらの『キッチン南海』である。場所は“+X、
-Y”のすずらん通りに店がある。

もちろんカレー専門店ではなく、洋食屋が本来の姿である。
揚げ物に豚の生姜焼きを盛り合わせたりするのが、まず最初
にきて、その次がカレーである。

ただのカレーライスか、カツカレーの2種類、それにチーズ
のトッピングオプションがせいぜい。カレーライスを注文す
る客は少なくて、カツカレーを大抵の客が注文することにな
る。ただそのカツであるが、厚みに欠けていて“肉”感に乏
しいところがある。バターを加えているという揚げ油からの
揚がり具合はまずまずなのだが、辛うじて肉の存在を認識で
きる程度なのだ。

カレーソース自体は、厨房の棚にS&Bの赤缶があるので、
ベースはわかるが、仕上がりの色は似ても似つかぬ真っ黒で
ある。どういうプロセスを経ているものか、とんと見当がつ
かぬのだ。人によっては“辛い”らしいが、こちとらは辛味
不足で、カウンターにあるカイエンペッパーをかけたりする。
カツカレーを食う時などは、マスタードをカツにつけてみた
りもする。

このところご無沙汰なのは、揚げ物に弱くなったことと、昼
前後に行くと常に行列が途切れないことがある。開店が確か
11時15分だかで、開店前に数人が待っているのが常だったり
するのを見ると心乱れるのである……たまにはカレーライス
でも食ってみるか、でも折角並んだのだからカツカレーにす
るか、それよりカツカレーを完食できるか?……というせめ
ぎ合いになるのである。

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