鰯話§宗教を考えてみる

なぜ今“ジャネット・リン”だの“久保田早紀”が、雑誌やテレビの
CMに出ているのだろうと訝しく思っていたら“P”という名称の財
団で、中身はといえばアメリカのプロテスタント右派をサポートして
いるような団体なのだった。資金は豊富である。

基本的には世俗主義であるが、幼少の砌の保育園はプロテスタントで
あったし、大学もミッション系であった。但し実家は仏教。神社に初
詣にも行くし、路傍のお地蔵さんや、旅先の山道のマリア像にも頭を
下げたりする。一般的な日本人の宗教日常だろうと思う。

ではあるが、進化論を否定するつもりなどないし、中絶反対に対して
は、ローマ法王や法王庁が避妊についての決断をいつまでも下さない
ままでいることに対して不審の念を抱いている。

今回の“ブッシュのイラク”を推進した元凶が、この原理主義的なプ
ロテスタント右派であることを疑う人はいない。キリスト教に対する
シンパシーは仏教に対する以上に持ち合わせているように感じている
が、このような保守退行化を助長するような宗教に対すると、自分の
中で世俗主義のほうが頭をもたげてくる。

スピリチュアルに対しても冷淡なのは、松尾貴史(キッチュ)あたりと
共通する意識を持っているような気がする。

人間にとって宗教は不可欠な存在であることは否定しないが、宗教の
下に自分を置こうとは思わない。

何となく口当たりのよさそうなコマーシャルでもって、今のスピリチ
ュアルに興味を抱いたり、安易に信じたりするような人達を体よく取
り込もうという下心が見え見えなのだ。

ちなみにドイツではこの団体の広告行為は禁止である。

【去年の今日】音話§クライバー親子のベートーヴェン第7番

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