劇話§四月大歌舞伎『角力場』目障りな黒衣

子供の“黒衣”が芝居の邪魔をしていた。濡髪で出演している人間国
宝である中村富十郎の御曹司かと思われるが、そういうことは普段で
も珍しくないことなのだろうか。

第一、小さい黒衣に大きな黒衣がついて指示をしているのだから何を
かいわんやである。そういう“遊び”につきあわされる身になって考
えたことなどないのだろう。

結局のところ人間国宝のごり押しには“意見”などできないというこ
となのだ。

そんなことを思いつくくらいだったら己自身を振り返ったらどうか。
最初は、力士のゆったりとした“……でごんす”言葉だと思っていた
が、それがそうではなく単なる間延びした台詞回しだと思うのに時間
はかからなかった。20日を過ぎてもプロンプターがついていたのか。
ともかくも緩々な舞台ですっかり興を殺がれてしまった。

富十郎は忘れているのかも知れないが、当月の興行は、中村信二郎が
二代目中村錦之助を襲名披露する場なのである。富十郎は長年信二郎
の後見を務めていたのではないのか。それを台無しにするようなもの
である。

繰り返すが、子供の黒衣など舞台の袖で静かに見させるだけにして、
お願いだから舞台には出してくれるな。

【去年の今日】職話§プロの仕事を理解すること

この記事へのコメント

2007年04月28日 13:21
HIDAMARIさん、こんにちは。

先日は拙ブログにコメント&トラックバック頂き、ありがとうございました。
歌舞伎役者のお子さんに、小さい黒衣を後援会で贈ったりはするのですが、それは幕溜りできちんと正座してお芝居を観る為のもの・・で、実際に舞台に出る為の贈り物ではないです・・今までは。
今回は、怒りというか情けない気持ちになりました。
お子さんには罪はないと思います。
舞台の上では、早く子離れして頂きたいですね・・。
2007年04月28日 13:40
コメントをありがとうございます。

同感です。しかもというか、25日間
通してではなく、他のブログなどを
読むと、舞台に出ていない日もあっ
たようで、それでは何の意味もなさ
ないでしょう。

楽しい話題も色々書いているつもり
なので、またお越しください。

この記事へのトラックバック