ひだまりのお話

アクセスカウンタ

zoom RSS 書話§エンペドクレスのサンダル

<<   作成日時 : 2007/06/13 12:05   >>

トラックバック 0 / コメント 0

突然、表題の言葉を思い出した。

高尚な哲学の話題とかではなく、もうちょっと下世話な小説の中での
他愛のない会話からである。ネタ本は庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけ
て』
という今から40年近くも前の芥川賞作品。

主人公である薫君の“ガールフレンド”の由美は、何かと薫君に仕入
れた知識を披瀝したがるのだ。それで小説の中の話題が“エンペドク
レスのサンダル”だったのである。

「ねえ“エンペドクレスのサンダル”って知ってる?」
「・・・・・・」

と始まってエンペドクレスが“純形而上学的悩み”で自殺した最初の
人間で、火山に飛び込むのに火口縁にサンダルがきちんと揃えられて
いたのだという。そのことを知っている薫君は、さらに解説を付け加
えて、由美のご機嫌を損じ「舌噛んで死んじゃいたい」とまで言わせ
るのであった。

まあ、そんな他愛のない小説の件を40年近くも覚えているのだから世
話はない。ついでにエンペドクレスの名に触れても、その後彼につい
て何も調べようとしなかったということも書き添えておく。

我が田舎町に庄司薫氏が講演にやって来たことがあって、その時に一
連の“薫君シリーズ”のタイトルの由来を説明したのだが、要するに
『赤頭巾ちゃん気をつけて』『さよなら快傑黒頭巾』『白鳥の歌なん
か聞こえない』『ぼくの大好きな青髭』はそれぞれ“朱雀”“玄武”
“白虎”“青竜”から採ったのだと言っていた。

《読書のトピックス一覧》

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
     
書話§エンペドクレスのサンダル ひだまりのお話/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる