走話§あちらこちらで借りた車-Ⅱ-

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↑アウトバーンのサービスエリアに駐車中のチェロキーの偉容

《承前》
2004年……ボルボV70…これもミュンヘンで借りた。あやうくマニュ
アル車をあてがわれそうになったのを、約束どおりにオートマを出せ
ときっちり要望を出し、1時間待たされた結果がこの車。

見た目のスマートさとは裏腹に、意外とパワーがなかったような記憶
がある。日本車と比べて、あっちのオートマ車のギアチェンジのレス
ポンスはスムーズとはいえず、特に坂道でシフトダウンして登ろうと
する時にアクセルを踏み込んでも反応が遅くてイラつくことしばしで
あった。ボルボといえば“堅牢”という先入観がくつがえってしまっ
たような印象である。

2005年……ジープ・チェロキー…最悪のオファーであった。ミュンヘ
ン中央駅カウンターの女性は「料金は同じで大きい車よぉ」と恩着せ
がましく言いながらキーを渡してくれたが、駐車場に行き実物を見て
茫然自失の態であった。

大きければいいってものではない。問題は使い勝手なのだ。ましてチ
ェロキーはチェロキーでも“グランド”なのである。座席からの視界
が高かったので、酔いやすい同居人は山道で気分を悪くしてしまい、
“来年以降チェロキー禁止”を宣言したのだった。運転手としても、
トラックを運転しているようで何ともはやであった。

2006年……ワーゲン・ジーゼル…チューリヒ空港で借りた。これくら
いのサイズで十分だといえるもの。ジーゼルだからパワーがないとか
そういう不満を感じることもなかった。

書くことが少ないのはそういうことである。この時の失笑ものの出来
事というと、返却するためにチューリヒ空港の駐車場に入ったものの
レンタカー会社の表示を一度目は見落とし、二度目は視認したのだが
行き過ぎてしまい“三度目の正直”で無事スペースに入ることができ
たのだった。なので駐車場に入ったものの目的地にたどり着けず、一
旦外に出てぐるりと周って入るということを繰り返したのだ。

それにしても見にくい表示だった。もしも誰かが上空から俯瞰でもし
ていたら、同じワーゲンがクルクルと出たり入ったりするのを見て笑
っていたことだろう。
                            <続く>

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