時話§再度!サマータイムの導入に反対する

永年、ヨーロッパの夏時間と冬時間の移行に慣れ親しんでいる人達は
時計を一時間進めたり遅らせたりということに違和感を感じないのだ
ろうか。今週の初めからヨーロッパは冬時間である。

外から見ていて、相変わらずなじめないことの一つである。そんなサ
マータイムを日本でも導入しようという動きがあるようだが、これは
どうみても高緯度の地域だから可能な制度だとしか思えない。

サマータイムのドイツあたりの6月とか7月とか、夜の9時でも明る
かったりする。サマータイムでなくても8時過ぎまで十分に明るいく
らいなのだ。

かたや東京を中心にした北緯35度前後の地域だが、6月下旬~7月上
旬の午後7時が日没で、9月も上旬には日没が午後5時台とどんどん
早まってくる。

夏場における効率とやらがサマータイム導入の動機らしいが、そもそ
もサマータイムが効果的かと思われるのは、北緯40度以北の地域で、
日本では秋田、岩手、青森、北海道くらいのものである。日本全体に
導入しても、有効なのは6月半ばから8月一杯くらいでしかない。そ
れくらいの期間だったらやらないほうがましな気がする。

ある一つの大きな制度を一千万人単位の社会で変えようとするために
は、導入するための真っ当な動機づけと、相当な準備が必要になって
くる。というか、ここまでシステム化が進んでしまった社会で今さら
サマータイムを導入しようとしても、なじむとかなじまない以前に、
社会的混乱を起こす危険性のほうが大きいと考えるのだ。

【去年の今日】悼話§永沢光雄さん(作家)

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