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zoom RSS 自話§尾瀬を歩く〜尾瀬ヶ原[下]〜

<<   作成日時 : 2007/11/19 12:01   >>

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《承前》

ヨッピ川を越えて木道を500mも進むと、群馬県から“新潟県”に
入る。東電小屋は尾瀬の山小屋で唯一新潟県の立地である。もっとも
新潟県内を通っている木道は1km足らずで、あっという間に福島県に
入ってしまう。尾瀬の新潟県はこの一角だけなのだ。

東電小屋は少しばかり高台に建っていて、至仏山方向の尾瀬ヶ原の風
景が美しい。写真家・小久保善吉が撮影した尾瀬の写真集を持ってい
るのだが、その中に東電小屋のあたりから霧の尾瀬ヶ原を切り取った
幻想的な一点がある。そんな光景が見たいななどと思ってもタイミン
グよく霧など出てくれるはずもない。晴れ上がった湿原を小高い丘か
ら眺めて満足するだけである。

ぽてぽてと歩いては立ち止まり、景色を眺めたり、はたまた花に視線
を泳がせてみたり……。気がつけば、只見川にかかる東電尾瀬橋まで
たどり着いた。ここで新潟県から福島県に戻る。龍宮小屋は群馬県に
あるので、2時間ほどで3県を股にかけたことになる。

少し歩いて温泉小屋への分岐で昨日裏燧から来た道に戻る。右折して
再び下田代十字路を経由して中田代に戻る。沼尻川を渡ったところで
中田代十字路から北に伸びる木道を往復しないと、尾瀬ヶ原完全踏破
していないことを思い出して龍宮小屋をあっさり通過する。まだ日は
高く、小屋にしけ込むような時間でもない。ヨッピまでのんびり往復
しても1時間そこそこのものだ。

右手燧ヶ岳方向に沼尻川の拠水林が連なっていて、湿原のアクセント
になっている。池塘にヒツジグサが咲いていないかと眺め歩いていく
が、ヨッピの吊り橋に近いところでようやく咲いているのを見つけて
安心する。

週も半ば、完全な平日の木道歩きは、すれ違う人も少なくて湿原から
何から独り占めしているようで無意味に気が大きくなる。ゆっくりと
往復して龍宮に戻ってきたらちょうど3時。十字路のベンチに座って
のんびりとおやつでも食べよう。
                            <続く>

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