違話§どんぐり コロコロ どんぐり?

“聞き間違い”というか“覚え間違い”というか、いずれにしても、
3歳かそこらで覚えた童謡の歌詞など正しい訳がないだろう。

それで、ずうっと……

どんぐり コロコロ どんぐり子

……と歌い続けていた。どんぐりの小さい実を子供に擬して、その子
が転がって池に落ちてしまったと思っていたのである。実に真っ当な
考えだと思うが、正しくは……

どんぐり コロコロ どんぶりこ

……というわけで、どんぐりが“どんぶり!”と池に落ちてしまった
ということなのだが、負け惜しみを言う訳ではなく心底“どんぐり子
のほうが、かわいいじゃんかよー!”と叫びたくなるのである。子供
のボキャブラリーには“子”はあっても“どんぶり”なるものは存在
しないのではないかと思うのだ。語尾に“こ”がついたのも勘違いの
大きな誘因だと思う。

似たような“覚え間違い”がもう一つあって……

赤い靴 履いてた 女の子 いい爺さんに 連れられて

……と“異人さん”を“いい爺さん”だと覚えこんでしまったのだ。
これだって、お子様の語彙に“異人”などという難しい言葉は当然な
がら存在せず、聞いた語感で“いい爺さん”と思い込んでしまったの
だが、無理からぬことではないか。

色々と読んでいると、正しく異人さんと歌っている子供などいなくて
“いい爺さん”くらいならまだしも“ひい爺さん”と思い込んでいた
人もいれば、あろうことか“ニンジンさん”だと思い込んでいた人す
らいるらしいのだ。

最近(というほど新しくはないが)では、アニメ『巨人の星』の主題歌
で、グラウンド均しのローラーを引っ張っている映像に“思い込んだ
ら試練の道を”と流れたのだが、あのローラーが重い“コンダラ”と
いう名称だと誤認した人間が少なからずいたようなのである。

【去年の今日】煩話§コンサート前のマナー口上一通り

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