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zoom RSS 自話§番外編・尾瀬を歩く〜小屋閉め[上]〜

<<   作成日時 : 2007/11/05 12:02   >>

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ところで……、呑気にヴァーチャル山歩きなど書いていたら、現実の
尾瀬は山小屋の冬季閉鎖がすっかり済んでしまっていた。

ずいぶんと昔のことだが、一度だけ小屋閉めを手伝ったことがある。
その頃は、文化の日が終わった直後あたりに閉める日程で、10月下旬
尾瀬に入り、10日間近く小屋閉めの作業を手伝った。

半年近くの間――その間1回か2回雪下ろしで入山するが――無人に
するので、戸締りはもちろん、特に豪雪への対策をしっかりと施して
いくのだ。

流しや洗面台の蛇口からはチョロチョロと水を垂れ流して、凍結防止
しておくのだが、春の小屋開けに3m近く積もった雪を除けて小屋の
中に入ると、洗面台に水は流れていても、流し全体に氷が厚く張って
いて、冬の厳しさを物語っている。

小屋閉めは、尾瀬の山小屋が日を決めて一斉に閉めるということはな
くて、10月の中旬過ぎから思い思いぽつぽつと閉め始める。だから、
ある朝、隣の小屋の人達が「お先に!」と一声掛けてきた。そうして
三々五々下山していくのを見送るのである。

そんな感じで一小屋一小屋と閉まっていって、この年は手伝っていた
小屋が最後になってしまった。里に下りる前夜は、栓が開いている酒
類をかき集め、食える物は食い、呑める酒はすっかり呑んで盛大な酒
盛りをしたのだ。

最後の戸締りは小屋の主人一家がするので、朝食後には別れの挨拶。
一足先に小屋を出た。それぞれ檜枝岐、戸倉へと下りていく。
                            <続く>

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