紫話§年明けは『助六』で壽初春大歌舞伎

御屠蘇気分も抜けない松の内に歌舞伎座に行ってくる。

特に『助六』は好きな出し物である。別段緊張する必要もないし、中
身も他愛なく、それに死人も出ない。曾我物だから正月にはうってつ
けの演目でもある。

助六は、花道の出端の要素が大きいので、一階席を張り込む。一等席
から通路を隔てたすぐの二等席なのだが、そのほうが舞台全体も俯瞰
できるし、花道も最初から最後まで堪能できる。

一等席は舞台には近いが、花道を見るのにいちいち横を向いたり後ろ
を向いたりするのが煩わしいと思っているので、わざわざ無理をして
高い一等席を買いはしない。

花道で所作の多そうな月は、ささやかに二等席を張り込むのだ。

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