休話§年末年始日記[2008年1月2日(水)]

箱根駅伝が始まった。

球技が“面”のチームスポーツならば、駅伝は“線”のチームスポー
ツとでも言えるだろうか。

第一区でいきなり出遅れた前年優勝の順天堂大学は、その後も劇的に
順位を上げることができなかったばかりか、最終の5区でゴールを目
前にした走者が走る力を完全に失って棄権するという波乱の往路にな
ってしまった。

駅伝は、ひょっとするとマラソンよりも過酷な競技ではないかと思っ
たりする。走るのは一人で個人競技のように見えて、実は襷を繋いで
ゴールにたどり着く、チーム競技という性格のほうがはるかに強いと
思えるのだ。だから一人の走者は、次の走者に一秒でも早く襷を繋げ
ようと、マラソン以上に極限の走りを強いられるのである。順天堂の
最終走者は、棄権した時点で持っていたエネルギーのことごとくを使
い果たしてしまっていた。あったのは前に進むという微かな気力だけ
でしかなかった。

こうした途中棄権は、この10年で数回見ているが、棄権した選手が過
大な責任を感じることなく――難しいことだろうが――トラウマを持
つこともないようにケアをしてやってほしいと思う。

往路優勝は12年ぶりの早稲田大学で、駒澤大学は手堅く2位につけて
いる。復路に主力を集めたというから、大過がなければ優勝するのは
駒澤であろうと予想。

並行して大学ラグビーも見たが、明治の決勝進出はならず、五郎丸と
もう一人主力を怪我で欠いた早稲田は、帝京を持て余しての辛勝。

夜は歌舞伎中継と、一日テレビ三昧をしてしまった。
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