餌話§食料自給率と対峙する

実質的には30%を切っているということだが、そうであればなおさら
輸入食材の管理というものが欠かせないはずなのにである。

自給率が低下しているにもかかわらず“減反政策”のような自分の首
を締めるがごときの奇妙な方針が存在したりすれば、第一次産業の従
事者の意欲が失われるのは当然の帰結であろう。

空洞化した農政と相も変らぬ外交下手などなど、日本の国の方向性の
曖昧さがこの先も続くのであれば事態が好転することなど望むべくも
なさそうな気がする。

気がつけば“ジャパン・パッシング”などという笑えない状況が眼の
前に拡がっていても、政治家の言うことはというと“規制緩和反対”
のオンパレードで、今やそういうことすら言っておられない事態であ
るだろうに。国内産業の保護という御託などは、とっくに古びきって
いるのではないか。それによって甘やかされた業態が活性を失い、そ
の流れが悪循環を生んでしまっていると思わざるを得ない。

なぜ的確なコントロールを施すことでで日本国内に利益を呼び込もう
ということを考えないのだろう。規制をし続けることで失われる利益
というものも存在するはずではないか。

そういう面では“鎖国状態”のような状況にしておきながら、自給率
を低下させ続けているという自殺行為的な矛盾……。

【去年の今日】録話§こんぴら歌舞伎1985年

この記事へのコメント

2008年02月08日 12:42
主食の米でさえ日本の生産量はごく僅かですから
考えたら眠れなくなりますね。安ければ良いとい
うモノでもないし、高いのはもっと困りますね。
2008年02月08日 12:51
“自給率が……”などと深刻な話を
書きながら、うまい物とか酒とか、
書いている我が身もまた、矛盾の塊
ではないかと……

この記事へのトラックバック