羅話§ロマンチック街道バスは北へ[終]

[承前]

ローテンブルク街歩きの最初は、市壁から外に出てタウバー川に架け
られた“二重橋(ドッペルブリュッケ)”を見に行った。下の絵葉書の
中ほどあたりにちょこっと見えるのがそれである。

下りて行きはしたが、しみじみと橋を眺めるわけでもなく、さっさと
戻ってコーヒーを飲もうと店に入った。思い出せばローテンブルクの
店で初めてケンヒェン(ポット入り)でコーヒーを注文したのだった。
翌日はメーデー、5月1日というのに相変わらず寒い。

店を出たすぐ先の小さい教会からオルガンの音が流れてきた。おや、
こんな時間にと思って音の方向に向かってみたものの、何ということ
か教会の入口を見つけられずにすごすごと引き返すことになってしま
った。今だったらもう少し図々しくなっていて、会堂の中までずかず
かと入りはしないまでも入口を探しだして、ちょいと首くらいは突っ
込んでみるだろう。

それからは特に行くあてもなく土産物屋を冷かしたり、市壁の上を走
る通路を歩いてみたりと時間をつぶしたようなものである。

夕食はホテルのレストランで地元風とかいう牛肉の煮物を白ワインで
食べた。一日バスに乗り詰めだったせいか、さすがに疲れてさっさと
食事を済ませてベッドに潜り込んだ。

翌日は例の“マイスタートゥルンク”の仕掛け時計を見物して、ロー
テンブルクを後にした。駅からは休日運休の電車の代替バスが幹線駅
まで走り、そこからヴュルツブルク経由フランクフルトに向かった。

翌日には長い長い南回りのルフトハンザに乗っての帰国するのだ。

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