颪話§赤城おろしという名の空っ風

高校時代は自転車で通学していた。蛇足ながら我が高校(公立男子校)
では、夏場の下駄履き通学が認められていて、その時季だけ徒歩通学
を楽しんだりしていた。

夏場はまだしも、12月から2月一杯くらいは、赤城おろしと呼ばれる
強烈な空っ風が吹く。西高東低の気圧配置は、日本海側には豪雪をも
たらすが、一旦越後山脈を越えると雪の水分がすっかり抜けきって、
抜け殻のようにカラカラに乾いた北西風が関東平野に向かって猛スピ
ードで駆け抜けていくのだ。

そんな空っ風の中を学生服に薄いコートをひっかけ、手にはせいぜい
軍手でもはめて自転車で走り回っていたのだった。

それで、一冬に2回か3回くらいだが半端ではない北西風の吹く時が
ある。そうなると自転車で風上に行くのが難儀になるのだ。なにしろ
逆風に相対して、ほんの数秒であるが前進することができなくなり、
そのままの自転車に乗ったまま直立しているのである。

この冬一番の寒気が襲来していて、東京あたりでも赤城おろしを彷彿
とさせるような冷たい北風が吹きまくっている。

というわけで久々に高校時代の“そんなこと”を思い出していた。

+今日の富士山……○

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