羅話§ロマンチック街道バスは北へ[2]

[承前]

ロマンチック街道バスは観光バスではなく、何というか要予約の路線
バスに近いので、ていねいな観光サービスがあるわけではない。

なのでネルトリンゲンを発ったバスは、小さな街をさっさと通過して
行く。小さな教会の尖塔を中心にした小集落で、何度も何度も繰り返
し車窓に現れて、これくらいの時間乗っていると“絵のような景色”
も食傷してきてしまう……もったいない話ではあるが。

で、次に停まる“ディンケルスビュール”で1時間半ほどの昼食休憩
がある。昼食に時間を取られるので、ここでもゆっくりと街を散策す
るような余裕はないが、ローテンブルク以上に古い建物が保存されて
いるということなので、レストランで速やかに軽めの昼食を済ませて
街並みを眺めて歩いてみる。

残念ながら、その当時は基本的な知識の持ち合わせなどなくて、ただ
漫然とぶらつくだけなのが情けない。おまけにどんよりとした天気は
とても4月とは思えず、我が記憶のうちに印象が残っているわけでは
ない。微かな記憶はというと店先にぶら下がっていた“アイス”なる
小旗で、こんな寒くてもアイスの需要があるのかと思ったのだ。

出発時間が近づいてきたのでバスに乗り込み、一路ローテンブルク
目指して、小雪ちらつくロマンチック街道を北上する。
                            [続く]

↓ディンケルスビュールの紋章
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