鄙話§我が庵は みやこの隣 しっかりと[中]

[承前]

工事には、丸々2週間を要した。日常生活を続けつつ、朝から晩まで
複数の職人が出入りしての工事は、同居人にけっこうな忍耐を強いる
ことになってしまったのは本当に申し訳なかった。

かくして出来上がったのは……白い風呂場、白いトイレ、白い洗面所
である。基本的なコンセプトは同居人の頭の中にあったとは前回書い
たのだが、今回のサプライズは廊下から洗面所に入る扉である。

元々、トイレのドアは廊下に面していた。それだとちょっと落ち着か
ない感じがあって、できれば洗面所にドアを移動したいと考えたのだ
が、そうすると洗面所のドアとトイレのドアとがダブることになる。

そこで同居人が編み出したのは、文章で説明するのはいささか難しい
が、洗面所とトイレのドアを1枚で共有してしまうというもの。これ
は夫婦二人の住居ならではの解決方法といえるだろう。

必要な資材はそのほとんどをリフォーム業者に頼んだが、いくつかは
ネットで探した輸入建材業者に注文したものもある。トイレと洗面所
の床材をどうするのかが懸案になっていた。なかなか思ったような床
の材料が見つからないのである。

コルク床やフローリングといった木製床は選択肢になく、ビニール系
は論外……というところで、ようやく見つけたのが輸入テラコッタの
床材。これが1㎡あたり2000円でお釣りがくるというお手頃さで、リ
フォーム業者と相談の上で同じ輸入建材業者に注文をした。

届いたテラコッタは値段以上に“重くて厚い”もので、厚さを見た業
者が「少し床が上がるだろう」と言った。確かに若干床面は上がった
が結果として風呂場との高さがほとんど等しくなり、その部分だけは
ヴァリアフリーだったりもしている。
                            [続く]

【去年の今日】巡話§気になるブログを訪ねて(七)

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