浪話§道頓堀名物“くいだおれ”の閉店に

大阪の道頓堀のあたりを歩いたのは3回か4回か……。当然お約束で
くいだおれ人形は見物に行ったわけだが。

“くいだおれ”という店が、具体的にどんなものを食べさせているの
か、詳しくは知らないままで最近まできてしまっていた。要するに、
ワンフロアごとに和食だとか洋食とかが食べられる“食堂ビル”だと
理解できたのは、閉店のニュースがきっかけのようなものである。

閉店の理由の第一に、家族営業を続けることの困難さをあげていたが
それは傍から見ていても無理からぬことだろうと察するのだ。

我が身を振り返っても、愛用していた個人営業の呑み屋が閉店するの
を目の当たりにして“……ああ、あの雰囲気はもう味わえないのだ”
とセンチメンタルな思いを強くしたりということがあった。

一度閉店した個人営業の店が再開することなどほとんどあり得ない。
長いこと慣れ親しんだ料理も二度と食べることができないのである。

それにしても、店の前の人形に群がって記念写真を撮るくらいだった
ら、実際に店に入って食事するなり、酒を呑むなりすればいいではな
いかと思う今日この頃。まあ“名物にうまいものなし”という格言が
合っているのかは知らない。

群がっているのは関西人ばかりではないだろうが……“吝いなあ”と
思ったりしている今日この頃。

……などと書いたが、このところ客の入りも好調のようなのである。

【去年の今日】人話§影響を受けた音楽家[1-Ⅰ]

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック