筆話§便箋で手紙を書くこと

先月のことである。必要に迫られてずいぶんと久々に手紙を書いた。
便箋に向かった瞬間に意味もなく緊張しているのがわかった。

筆記用具でもって便箋に文字を書くなど、いつが最後だったろうか。
自筆の手紙など、せいぜい年賀状の一言――今年もよろしくお願いし
ます……みたいな――か旅先からの絵葉書程度である。

ちょっとした文章でもパソコンで入力しているものだから、ペンを手
にしてとなると、文字や文章を間違えることができないというプレッ
シャーを持ってしまう。書き間違えれば、当然ながら便箋一枚がボツ
になって最初から書き直しするはめになる。

パソコンの文字入力ならば、間違えようが推敲しようが自由自在で、
適当に文章を書き散らかしつつまとめていけばいいというお気楽さに
慣れきってしまった身にとっては、ペンを動かして書き進めるという
行為が、実に不安なものだと感じるのだ。

ともかくも2枚足らずの手紙を書き上げるのに無駄にした便箋が数枚
という体たらくであった。このことに関しては、ちょっとというか、
かなり反省をしている。

たまには“自分の字”で手紙を書かなくてはいけないのだ。

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この記事へのコメント

2008年04月17日 20:06
先月、故郷の恩師への手紙は、先にコンピューターで書き、まとめて、それを自筆に書き写しました。(汗)

なにしろ「自筆の手紙なら、あなたの健康状態、心の動きまでわかるような気がする」と言われたらワープロでは打てません。(笑)
2008年04月18日 08:04
「超整理法」の野口さんは,重要な手紙はワープロで下書きをして手書きで清書する,と書いていました。実際にそんなことを年に何度もしているとは思えませんが。
2008年04月18日 12:11
>篠の風さん & IIZUKA Tさん

ワープロで下書きをしたのですが、
トンデモな文字量になってしまい、
自筆に書き写す気力を失って、結局
ワープロの文章をベースに最初から
書くような結果になってしまったの
でした(汗 & 爆)

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