週話§連休短信~四谷怪談~六日目(05/04)

新橋演舞場五月大歌舞伎夜の部に行く。演舞場での『四谷怪談』上演
は59年ぶりとのこと。吉右衛門の伊右衛門が初役というのは、意外な
気がしないでもない。

福助のお岩が殊勝な役作りをしていた。毒薬を呑まされて変貌してい
くあたりは表現がいささか極端になって、殊勝な部分とのギャップに
戸惑ったが、そのあたりのバランスに気を遣えば、いいお岩になるだ
ろう。

吉右衛門が伊右衛門という悪役をどう演じるのかと思ったが、思って
いた以上に役になっていたと感じた。吉右衛門の伊右衛門には、悪役
を得意とする役者のそれとは違う、また別の“悪の凄み”があると思
ったのだ。

歌六の宅悦が役をつかんでいて場を締めていた。

3日目の舞台はまだまだまとまりのなさが散見されて、プロンプター
の大きな声を必要とする役者も2人ばかり。それでもきちんと予定の
時刻には終演となる。

外に出ると弱い霧雨が降っていた。天気予報はまたもはずれ。去年
連休にも演舞場がはねた後に行った、歌舞伎座前の路地にある立呑み
バーで立ち呑み。生ビールとワインを1杯ずつと、久々に激辛の台湾
ラーメンを堪能して22時半過ぎには帰宅。
                            [続く]

【去年の今日】金話§ゴールデンウィーク七日目(05/04)

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