謎話§モーツァルト急行ミステリー[上]

今から25年以上も前のお話。

ザルツブルクからミュンヘンまでモーツァルト急行に乗った。確か、
ウィーンからパリの間を走っていたと記憶している。ザルツブルクで
乗車する時、駅構内で出国のパスポートコントロールがあり、地下通
路で、は自動開閉する扉で出入国のコントロールをしていた。なので
正確にはわからないが、ホームに上がった時点で既に“出国状態”と
いうことのようだった。国境の駅での珍しい体験である。

2等禁煙のコンパートメントで空き客室を探したが、どこも先客がい
たので、しかたなく物静かな老紳士一人が座っていた客室に相室させ
てもらうことにした。

発車直前に窓の外を見ると“オリエント急行”が停車していた。例の
高級観光列車ではなく、パリからイスタンブールを運行していた日常
運行の急行列車である。優等列車には由緒ある名前が冠されていたが
特別なことなど何もない、どれも普通の列車だったのだ。人名だけで
はなく、ドイツを走っていたインターシティの中には“青インゲン”
なる名称の列車があったりする。

前置きばかりが長くなってしまったが、乗車したモーツァルト急行の
コンパートメント内で何とも不可解な出来事に遭遇したのである。

……それほど大げさなことでもないのだが。
                            [続く]

《海外旅行のトピックス一覧》

この記事へのコメント

2008年06月09日 15:55
続編期待。(^_^)

ヨーロッパの列車の旅は時間が許せば楽しいですね。私は好きです。
2008年06月09日 16:11
>続編期待。(^_^)

・・・あらら。期待に応えられず、
ブーイングと失笑の予感が(爆汗)

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