ひだまりのお話

アクセスカウンタ

zoom RSS 弦話§クス・クァルテット〜紀尾井〜[V]

<<   作成日時 : 2008/07/11 12:03   >>

トラックバック 0 / コメント 0

[承前]

この日の演奏を聴いていて、クス・クァルテットの曖昧さを排斥した
あくまでも明晰で正確な音楽は健在だったが、気のせいか鋭さのよう
なものが少しばかり後ろに引っ込んで、味わいのようなものがほの見
えてきたように感じた。演奏しているところを見ても、ヤナ・クスの
若鮎が飛び跳ねて反り返るのと似た動作がいくぶんか少なくなってい
るように思えたのだった。

彼らの演奏は、ヤナ・クスの美しく正確な音を前面に押し出して展開
していくわけだが、残る男性3人が単なる伴奏者に終わることなく、
主張すべきことはきっちり主張しているということで、このグループ
の雄弁さを理解することができるだろう。

アンコールは、ルネサンス期イギリスの作曲家ジョン・ウィルビーの
『さよならかわいいアマリリスよ』だった。しっとりとした味わいで
ベートーヴェンの錘から解放されたような思いがしたのである。

思えば、彼らを初めて聴いた2002年だったかの一曲目が、ラヴェルの
弦楽四重奏曲で、これが実に先鋭的で清新な演奏で驚かされたのだ。
以来6年、前のエントリーで思わず“若手”と書いたが、気がつけば
“中堅”と呼ぶにふさわしくなっていた。

ところで気になる情報をいくつかピックアップしたので、明日にでも
まとめようと思っている。
                            [続く]

《クラシックのトピックス一覧》

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
     
弦話§クス・クァルテット〜紀尾井〜[V] ひだまりのお話/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる