酔話§暑いので寄り道する件

陽がようやく沈むかどうかという頃、表に出た。当然ながら暑いので
家に帰るタイミングを一拍遅らせて寄り道をすることにした。

そうでもしないと、家に着く頃には狂暴になっているのではないかと
思ったからである。その道の専門家と呼ばれる人のアドバイスでは、
仕事を終わって真っ直ぐ家に帰るのは、あまりに区切りがなさ過ぎる
ので、居酒屋でも喫茶店でもいいから“必ず一人で”30分とか1時間
とか過ごすが“吉”なのだそうである。

自分に都合よく解釈するまでもなく“一人で居酒屋”というのは、以
前からやっていたことで、別段深く考えるようなこともなかったが、
自分なりにリフレッシュメントの時間を設定し続けていたのだった。

暑い夏なら暑い夏なりの、冬だったら冬なりの、せれぞれの季節に応
じた区切りのつけようがあるのかどうかはわからないが、この季節、
生ビールのグラスを傾けながら、店の窓越しに夏の陽射しが残る世間
を頭空っぽにして漠然と眺めるというのも、毎日やっていたら何だか
だが、週に1回や2回だったら、適度な息抜きとしての役割が十分に
果たされるのではなかろうか。

さて、専門家に言われるまでもなく生ビールの3杯も呑んだところで
人心地もつき、帰宅の電車に乗るはずみがついたのである。

《居酒屋のトピックス一覧@HIDAMARI》

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