遍話§ドイツのテレビを眺めては[上]

ドイツのスーパーマーケットのレジ話で思わぬ盛り上りを見せたが、
ちょっと見回してみると、日本とドイツ、それぞれ進んでいることと
遅れているものが存在していることに気がつく。

番組の質はさて置き、テレビ放送における日本の進みようは、ドイツ
をはるかに引き離しているような気がする。ドイツのテレビの十年と
いうか、二十年一日を見ると・・・な気分になる。

旅行中にチャンネルを合わせて視聴していたのは、ARDZDF
BR、オーストリアのORF、オイロスポーツといったあたり。未だ
にARDとZDF、それに各州単位の放送局との関連づけができない
ままだったりする。

朝7時、朝食に下りていく前に天気予報でもチェックしようかと思っ
ても、そのタイミングでニュースをやっていなかったりする。ARD
もZDFも公共放送だろうにと思うが、そのあたりが日本人の発想と
は微妙に違っているような気がする。

それではとBR(バイエルン放送)を見ると、バイエルンの山々とか観
光地に設置されたカメラが、延々と代わる代わる美しい風景を流し続
けるのみである。これまたずいぶん昔から変わらない映像。

やっとというか、9時前に朝食から戻ってくると、ようやくニュース
が流れている。それで天気予報を待っていると、これが肩透かしとい
うか実に大雑把なのである。主要都市のいくつかの予報が進行してい
くが、どうみてもドイツ全土が一括りとしか見えないようなアバウト
さなのである。そういえば降水確率なんてのもなかった。

こういう天気予報を見ていると、ドイツの人達は目先の天気など気に
することはないのだろうかと思ってしまう。天気を気にして、会話で
も天気の話から始める我々日本人とは微妙に空気が違うような……。
                            [続く]

【去年の今日】中話§一年前は台北にいたさー[弐]台北へ

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