憬話§このたびの旅[62]アウグスティナー!

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↑快適な木陰で読む朝日新聞。一面は“ニセ米疑惑”

[承前]

どのビアガーデンに行くかといえば、これはもう“アウグスティナー
ケラー(Augustinerkeller)”
でしょうと旅行前から決めていたのだ。

中央駅から近いので、洗濯物を引き取ったその足で行ってしまえばと
思ったりするが、さすがに一抱えの荷物は足手まといだし、それに午
前中から繰り出すのはいくらなんでも“けじめ”というものがあるだ
ろう。

……などと謙譲の美徳の姿勢をアピールしつつ、朝食もこなれてきた
ところで出陣である。アウグスティナーまでは、市電で15分ほどか。
同居人は買ったばかりの朝日新聞をいそいそと手提げ袋に入れるのを
忘れなかったのである。

かくして市電下車徒歩数分、アウグスティナーケラーの門を潜るのは
2005年以来のこと。街の中も同然なのに、鬱蒼とした栗木立の下には
おびただしいテーブルが並び、週末の昼過ぎということで客の集まり
もそこそこと見受けられた。

まだまだビアガーデン初心者なので、謙虚に注文しやすそうな場所で
陽射しが届かないような木陰にテーブルを見つけて座る。というわけ
で注文したのはもちろん“エーデルシュトフ”の1リットル。二人と
も食欲は浅いので、ニュルンベルガーの小振りで細いソーセージを6
本ほど頼んだだけ。

それにしてもエーデルシュトフはうまいなあ。麦汁の味がしっかりと
しているのに重さを感じさせずに喉に滑り込んでいく。この日は結局
もう1リットル追加してしまった……。

同居人は食欲よりも活字欲が優っていて、食い入るように朝日新聞を
見つめ続けている。このようにして人間は自分があるテリトリーとの
整合性を保つのである。
                            [続く]

↓椅子の後ろに何気なくロゴマークが。持ち出し防止のためであるか
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《ドイツビールのトピックス一覧》

この記事へのコメント

2008年11月17日 16:40
echte Münchner は午前中からどっしりと腰を落ち着けて飲みます。(Frühschoppen) 試されてみたらまた違った楽しさが味わえたかもしれません。(^_^;)



2008年11月17日 16:57
フリューショッペンに繰り出すなら
ホテルの朝食は抜きですね。

このところドイツでランチビールを
するのは、午後1時から2時頃にか
けてという感じです。ホテルの朝食
がなかなかこなれてくれないのだ。

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