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zoom RSS 迷話§やって来た列車に乗って[3]銀嶺立山

<<   作成日時 : 2008/12/17 08:00   >>

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[承前]

直江津から乗った急行がどこまで行くものか、金沢だったかそれとも
さらに先に向かっていったのかは記憶にない。

車窓の外はいよいよ暗く、風景など見えなくなってきた。適当な区間
の切符しか買っていなかったので、車内検札が回ってきた時に、この
日の最終目的地を“富山”と決め、切符の精算を済ませた。

富山に着いたのは17時過ぎか、もちろん初めて降り立った街で、何か
目算があったわけでもない。それでも寝場所だけは確保しようと、駅
前のビジネスホテルに飛び込んだ。寝床を確保したところで腹が減っ
てきたことに気がつく。ホテルのフロントで、適当な寿司屋というか
居酒屋というかを教えてもらい、そういえばこの街には市電が走って
いることを思い出し、目の前の停留所から乗って繁華街に向かった。

富山市の繁華街は総曲輪(そうがわ)と呼ばれている。大晦日の19時過
ぎともなると入った店に人はいず、完全に貸切状態である。店の人も
仕込んだ食材を無駄にするよりは“勉強しまっせ”という揉み手で、
色々と出してくれた。軽くビールを呑んだ後に日本酒を何かと問うと
黙って“銀嶺立山”を出してくれた。この時初めて立山を呑んだが、
キレ味のいい酒を気に入り、今もってその印象は変わっていない。

さて、つまみであるが“やっぱり蟹ですかね”と頼むと「もうこれで
おしまいだからねえ」と言いながら小鉢にてんこ盛りのほぐした蟹の
身を出してくれた。これがまあうまいの何の、で銀嶺立山が進むと。
                            [続く]

【去年の今日】書話§『文壇うたかた物語』大村彦次郎

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