迷話§やって来た列車に乗って[Ⅰ]北海道へ

[承前]

2回目の“やって来た列車に乗って”というテキトーな旅をしたは、
1981年のゴールデンウイークのこと。

目指すは初めての北海道。当時国鉄の周遊券を買ったのだ。これは、
行きか帰りのどちらかを飛行機でという選択ができ、行きを飛行機に
乗ることにした。予約したのは旭川空港行きの“YS11”である。

YS11に乗るのは、この時が最初で最後。羽田を離陸すると東京湾
から千葉を北上し、太平洋の海岸沿いをそれほどの高度をとらずに飛
んでいく。旭川空港に着陸したのは11時頃か。殺風景な空港で、旭川
駅行きのバスにさっさと乗り込んでしまった。

駅に着いたところで昼飯時。既に“旭川ラーメン”というブランドが
確立していたか詳しくはわからないが、繁華街の一軒の旭川ラーメン
の店に入って1杯注文……味の記憶はなし。

駅に戻ったところで“博打”の始まりである。旭川からの選択肢は、
石北本線を東西どちらか、宗谷本線を北上、富良野線を南下というも
のである。

旭川に飛行機で飛んだのは、こういう選択肢からの旅立ちをという目
論見であったのだ。

キオスクで缶ビールとかつまみを買って列車を待っていると、一番に
“やって来た”のは石北本線の東方面行きである。その先にあるのは
網走ですとかオホーツク海ですとか……。
                            [続く]

【去年の今日】集話§年末恒例“お寿司と酒の会”

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