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zoom RSS 迷話§やって来た列車に乗って[W]俺ん家

<<   作成日時 : 2009/01/07 08:31   >>

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[承前]

というわけで、日本最東端の市である根室にたどり着いた。もちろん
宿など確保しているわけでなく、駅前に建つ小ぢんまりとしたビジネ
スホテルに飛び込んで人心地。

薄暗くなって空腹を覚えた。フロントに下りていって何か居酒屋はな
いかと聞くと“こんな店はどうでしょう”と教えてくれたのが炉ばた
焼きの居酒屋“俺ん家”というフレンドリーな名前の店だった。

ホテルを出て、何とも閑散とした根室の街を歩く。いかにも最果てに
来たという気分を勝手に盛り上げているような気がしないでもないが
本当に人通りがないのである。

通りをほっつき歩いているうちに方向がわからなくなってしまい、少
し迷うことになったが、何とか俺ん家の前に出た。店に入ると想像し
たのよりはきちんとした設えで、カウンター席が囲炉裏を囲むように
なっている。ビールとつまみを注文し“蟹は?”と聞くと、花咲ガニ
一匹でということだったので、さすがに食い切れないと断念し、あと
は適当に海のものを見繕うことにした。

ビールが空いたので日本酒をと眺めると、大きな甕が囲炉裏の灰の中
に鎮座していて、そこから湯呑み茶碗らしきものに燗酒を注いでくれ
るようなのだった。これはと迷わず注文すると、実に塩梅のいい燗の
つき具合に思わず2杯、3杯……。

勘定を済ませて店を出ると、夜も更けていよいよ人気のない街をゆら
ゆらと歩いてホテルに戻るのであった。明けて3日目は北海道大横断
の旅が待っているのだ。
                            [続く]

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