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zoom RSS 甘話§銀座とらやの“夜の梅”

<<   作成日時 : 2009/02/18 08:53   >>

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新橋演舞場の終演が15時ちょっと過ぎたところで、夕食までは間があ
り――結局は家に帰っての夕食――土曜日ほどの気温ではなかったが
外を気持ちよく歩いたところでお茶の時間ではないか。

うまそうなケーキとコーヒーの店を2軒ほどスルーしたところで、同
居人が“久々にとらやに行きたい”とリクエストしてきたので、それ
ならと数分歩いて、とらや――のれんは“やらと”だが――に入った
のである。歌舞伎座の昼の部だと終演が16時頃になってしまい、その
先に夕食が待っていると思うと、お茶をしようと思わないのは悪い癖
なのである。

1階で待つことしばし、ようやく順番が回ってきて2階に招き入れら
れる。それで何を食べようかと御品書を前に、ひとしきり悩むのだ。

それで久々だからと“夜の梅”と煎茶のセットを、同居人はきなこ餅
と抹茶のセットと注文した。1階で待っている時にショーケースの中
の夜の梅の“太棹”一本のお値段を見て腰を抜かしそうになった。

大きさもしつらえも立派なのだが、それにしても六千円也とは……。

という雑念の中で、我が前に置かれた羊羹の厚切りをしばし眺める。
待つ間に、急須に入った煎茶がいい具合な時間になったので湯呑みに
注ぐ。緑も鮮やかな茶葉がたっぷり入っていて、注いだ色は黄色みの
強い緑で、一口飲むとしっかりとした苦味が口の中一杯に広がる。そ
こで夜の梅を一口放り込むと、うまいのなんの……。

日常、いかに適当なお茶しか飲んでいないのかということが露見して
しまったわけで、次に二煎目を注ぐと今度はきれいな緑色の液体で、
普通だったらこれが一煎目の色だろうと思ったくらいである。いずれ
にしても、うまい和菓子にはそれなりのお茶がなければなのだなあと
しみじみ思い知ったのである。

【去年の今日】雅話§いかに我が日本を知らしめるか[上]

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