滑話§スキー板の長さの件

中学生の頃から20年くらいは、まあ人並みにスキーで遊んでいた。

40年前の“常識”として、スキー板の長さは足元から手を伸ばした先
までということで、およそ2mといった長さが標準なのだとされてい
た。

ところが、パラレルターンに“毛が三本”程度の技量の人間としては
どうも具合が悪い。要するに長過ぎてコントロールできないのだ。そ
れで仕事を始めた頃、久々に板を買い換えた。その時選んだのが……

170cm

と、ほぼ身長と同じ長さの板だった。それで、素人のレベルだったら
これで十分に楽しめる。日本のゲレンデの狭さでスピードを追求する
のは危険にすぎるし、安全かつ適当にクルクル曲がれるのであれば、
短いほうが色々と好都合である。

……それを使い始めた頃は、他人様から短か過ぎるの何だのと揶揄さ
れたりもしたが、1990年代の初期あたりから“カービングスキー”が
登場してきて、一気にスキーが短くなったのだった。それにしても、
何という変わり身の早さかと、元祖としては世の移ろいを冷ややかに
眺めたのであったぞよ。

それで、最後にスキーをしたのが7年くらい前のこと。その時に初め
てレンタルでカービングスキーを試したのだ。短いスキーに戸惑うこ
とはなかったが、あまり意識しなくてもスルリと曲がるような感覚に
は最初のうち戸惑うことはあった。試した板が160cm足らずだった
のだから、よけい軽々とこんとろーるできたのかも知れない。

またこの先にスキーをする機会があるかどうかはわからないが、年寄
りの冷や水になることは避けて、できるだけ短いスキーでチョロチョ
ロ遊んでみようと思っている。

【去年の今日】笛話§フルートでこんな曲を吹いていた[Ⅳ]

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