表話§基本の「き」としての母国語

外国語を習得できても、肝腎の母国語がきちんとしていないと、とん
でもないことが起きるような気がしませんか?

身近に聞いた具体的な話だが、会話の相手に向かって……

あなたは(性格が)暗い

というのを、そのまま直訳して……

You are dark.

……だとか何だとか、そんな表現を使ったというのだ。事象が暗いと
いうことと、性格的に暗いという日本語の表現をそのまま英語に持ち
込むという愚を犯してしまうというのは、英語の勉強を始めた中学生
の初期には起こりがちだと思うが、それがしかるべく大人になっても
続いているとしたら、それぞれの言葉の違いを理解しているとは思え
ないのである。

テレビのクイズ番組での、日本在住の外国人回答者のコメントに……

頭が真っ白になりました

……というのがあった。英語だったら“ブラックアウト”とでもいう
ところだと思うが、もしその回答者の日本語の知識が不十分だったり
していたら……

頭が真っ黒になりました

と言いだす可能性だってあったかもしれないが、そこはきちんとした
語学力を身につけている人だったので、日本人と変わらない日本語の
言い回しが自然にできるのだった。

【去年の今日】払話§居酒屋の呑み代の歴史

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック