長話§マラソンのペースメーカー

日本でも最近のマラソン大会では、先頭に3人ほどのペースメーカー
を走らせてのペース設定が常態化している。

日曜日に行なわれた“琵琶湖毎日マラソン”でも3人のペースメーカ
ーが走った。1人は15kmまでを、残る2人が30kmまで引っ張って仕事
を終えた。

ペースメーカーの存在は欧米では認められていたものの、日本では陰
の存在だったのが、ようやく陸連もペースメーカーによるレースを認
めたということである。

ではあるが、オリンピックや世界選手権にはペースメーカーが走るこ
とはない。だから30kmまで風除けになったりして先導され“はい、あ
と12kmが自分たちで・・・”というのはマラソンという競技としては
どうなのだろうかと思ったのだ。

そういう国内マラソン大会で外国から選手を招待しようとしても、ペ
ースメーカーなしでは走らないということもあるようで、何ともどう
も不思議な世界になっていたのだと、今さらのように変な感心をして
しまった。

それで日本の選手が勝てるのかというと決定的に経験不足で、琵琶湖
でもそうだったが、ゴールタイムが2時間10分台にもかかわらず勝て
ないのである。

ずいぶんと以前、日本長距離界は駅伝に力を注ぐあまり、マラソンが
強くなっていかないということを書いたが、もちろん理由はそれだけ
ではなかろうが、マラソン中継を見ていると今ひとつ日本選手にガツ
ン!としたものを感じないのだ。

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