街話§J街通信[55]“L”のビーフパイ

神保町の老舗ビアホール“L”のオリジナルメニューに、ビーフパイ
なるものがある。

春巻を少し大振りで太らせたパイ生地の中にビーフシチューを仕込ん
である、なかなかに食べやすくてビールにもよく合う一品なのだ。こ
の料理のアイデアを出したのは一人のわがまま男である。

文学者のY氏は、その昔「バカヤロー」と言って国会を解散させてし
まった宰相の長男である。古くからのLの常連で、毎度座る席も決ま
っているくらい通い詰めていたのだった。それがある日、店主に……

ビーフシチューを手でつまんで食べたい

……などと言い出したらしい。それで創り出したのが“ビーフパイ”
ということなのだ。

注文するのは年に一度くらい、思い出したように“そういえばビーフ
パイが……”と気がつく。シチューが洩れないようパイ皮は厚めに作
られているので、中身と合わせてけっこうなボリュームになってしま
い、これでつまみと食事が済んでしまうくらいである。

ということで次回訪れる時にはビーフパイを所望してみようかなと。

【去年の今日】駆話§モーツァルト“ジュピター”交響曲

この記事へのコメント

2009年03月16日 10:12
昨秋、このビーフパイ初体験しました。私も好きです。ビールによく合いますね。また食べたくなりました!
HIDAMARI
2009年03月16日 11:47
厚いパイ皮にビーフシチュー・・・最強の
カロリーコンビなのでご用心w

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