慌話§バタバタの語源らしきもの

つい数年前まで“バタバタ”という擬音語は、単純に忙しなくて落ち
着かない様子を表現しているのだと思っていた。ところが、どうやら
出処がありそうなのだが確証はない。

歌舞伎関係のエッセーを読んでいた時のこと、某役者がギリギリで飛
行機に乗り込んだところで一同に向かって……

いやあどうもバタバタの入りで

……と苦笑したという件があった。歌舞伎でバタバタといえば……

附け打ち

である。立ち回りであるとか、見得を切る時とかに、上手の舞台袖で
芝居の状況に彩を添えてくれるあの附け打ちである。

それで歌舞伎役者の人達が、急ぐ時とかを表現するのに“バタバタ”
などと使っていたのが、いつの間にか一般にも広がっていったという
のが一つの想像なのだが、どんなもんだろう。

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