観話§劇場通いのコツ

一か月の間に歌舞伎座では25日間昼夜2公演を上演していたというの
に、そんな状況を理解して毎月通うようになるまでに何と時間がかか
ったことかとしみじみ思う。

様子がわからないことに消極的になるのはいいことではないと思えど
も、日本の伝統芸能に対してはずうっと及び腰でいたのである。これ
が、クラシックを聴きにコンサートホールに通うようになった時との
大雑把な違いのような気がした

それがどうしたことか、ひとたび通いだして状況がつかめると、今の
ように劇場通いのペースを作れるようになったのだった。結局、来月
とか再来月とか、誰が何を舞台にかけるかという公演予定が少しづつ
わかるようになって、初めて足繁く通うという気力が出てきたような
のである。

最初に及び腰だった原因のひとつに“昼の部午前11時開演”というの
があった。我が家から歌舞伎座まで約1時間半かかる。それこそ……

午前中から芝居なんぞ観れるけぇー

みたいに考えていたのだが、最初は眠かったり――今でも眠い時はあ
るが
――したが、徐々に慣れてきて16時頃に芝居がはねて、その後の
時間をどう使うかというのも楽しみになってきたのだ。

歌舞伎座に通い始めた頃は、事情がよく把握できずに地下食堂で弁当
を食べたり、3階の蕎麦屋を予約して昼食にしたが、開店直後のデパ
地下で弁当を買うのだということを覚えてからは、ずいぶんと気楽な
観劇行動ができるようになったと思う。……それで、そこまでくれば
“しめたっ!”ということになる。

新話§大反対!歌舞伎座建て替え計画【案】

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