鄙話§五島列島 福江島

日本の離島と呼ばれる島々の中でたった一つだけだが渡ったことがあ
る。九州は五島列島の……

福江島

……である。二泊三日の出張で、羽田から長崎までは飛行機、長崎か
らはフェリーで3時間半ほど。出張とはいえ現地で接待していただく
だけというお気楽なものだった。そんなことは二度となかったことで
最初で最後のことなのである。

着いて思ったのは、さすがに遠いところに来たものだということで、
羽田を朝出発して福江島に着いたのは夕刻過ぎ。すぐに夕食をという
時間になっていた。

出された夕食は、もちろん海の幸が満載の御膳で、さっそく刺身に手
を伸ばし、小皿の醤油をつけて口に運んだ。……?……むむっ甘い。
初めてたまり醤油を口にした瞬間だった。うーむ、さすがに馴染まな
いものがあったが、魚はうまい。

翌日は島にある教会を巡ったり、島最西端の大瀬崎灯台を望む場所ま
で行ったりした。それこそ、この先はユーラシア大陸なのであるな、
などと間抜けなことを思い浮かべたりしていたのだった。

そうして二泊三日の福江島滞在が終わり、再びフェリーで長崎まで戻
ったのだ。例えば、自分で福江島まで旅行しようなどとは、ちょいと
考えても実行するのはなかなか難しく、そういう意味ではいい経験を
させてもらったと思っている。

後にも先にも北海道、本州、四国、九州以外の島に渡ったのはこの時
の一度だけである。

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