落話§落語の『らくだ』は・・・

歌舞伎の『らくだ』を観ながら、そういえば原作である落語の『らく
だ』を実演でも放送でも聴いていないことに気がついた。

昔から落語は好きなので不思議なことなりと思っている。もっとも、
全編で一時間とかかかる噺だから、テレビで体験できるはずもなかっ
ただろう。もちろん寄席で語るのも無理だろうし、誰かの独演会とか
でなければ聴ける可能性はほとんどないのだ。

とか何とか書いたが、けっこうテレビでも長めの噺を聴いていること
を思い出した。三遊亭圓生の『紺屋高尾』とか『鹿政談』といったあ
たりである。あるいはカットしていたりもするのだろうが、けっこう
たっぷりと聴いたような記憶がある。

落語への興味が出てきた頃、古今亭志ん生はだいぶ衰えていたし、桂
文楽は十代にしてみれば少し抹香くさく感じたりもした。志ん生の息
子の志ん朝とか金原亭馬生の語り口も好きだったが、この二人も酒が
祟って早すぎる死を迎えてしまった。

中学に入りたての頃、新宿末広亭の正月中席だったかでトリが圓生と
いうのにぶつかった。『子はかすがい』というネタだったが、あまり
よくわからずに終わってしまった。まだまだ落語の味など知らなかっ
たということなのだ。

【去年の今日】怒話§フライングブラボーなる蛮行

この記事へのコメント

2009年05月23日 03:33
落語の「らくだ」は好きな話のひとつです。ちょっと後半が冗長な気がしますけど、死体に「かんかんのう」を踊らせたり、その後の八百屋とのやりとりなど面白いですねえ。

昔、松鶴の演った音声をもってたのですが、今紛失して探しているところです。圓生のやつは古いテープに残っていたのをiPodで復活させました。
2009年05月23日 08:36
コメントをありがとうございます。最近は
ずいぶんと落語のCDも増えてきていて、
しかもお手ごろ価格なので、そのあたりで
試してみます。

歌舞伎の舞台で、初めて“かんかんのう”
がどんなものかを知りました。

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